04
Parent-Child
Dialogue
Our aim is to promote
Parent-Child Dialogue and
support authoritative parenting
親子ダイアローグの普及・促進
最も信頼できる存在との
対話の時間
ダイアローグとは、「対話」を意味する言葉です。
子どもにとって最も身近で、最も信頼できる親とのコミュニケーションは、心理的安全な環境で、自分の考えや気持ちを話すことができる大切な時間です。子どもの健やかな成長、自己肯定感や自己効力感にもつながる親子のコミュニケーションにおいて、「対話を実践してみませんか?」というのが、Peaceable Educationからの提案です。
親子ダイアローグとは?
親子ダイアローグは、「親」も「子ども」も一人の人間としてお互いを尊重し、お互いの考えや気持ちを聴き合い、相互理解を深めるために欠かせない実践です。
Peaceable Educationでは、目的に合わせて2つの親子ダイアローグをおすすめしています。
相互理解を深めるダイアローグ
絵本の読み聞かせや
映画鑑賞のあとの対話の時間
絵本や映画鑑賞のあとに「どう思ったのか?」を親子で対話します。子どもが何を感じ、何を考えているかを知ることができます。親も、自分の感想を子どもに伝えることで、相互理解が深まります。
ダイアローグの
ための問いの例
  • 一番心にのこったことはなに?
  • どうしてそう思ったの?
  • そんな風に思ったことって、今までもあった?
  • そのとき、どんな気持ちだった?
リフレクション力を伸ばすダイアローグ
子どものリフレクションを
支援する対話の時間
リフレクションとは、自分の気持ちや考えを認識し、分析することで、自分のモノの見方・考え方を発見するプロセスです。子どもが「経験」から自分の気持ちや考えを振り返ることができるよう、対話します。日々の親子での対話習慣が、子どものリフレクション力を伸ばします。
リフレクションを
支援する問いの例
  • 過去3カ月を振り返り、最も誇りに思う活動は何か?
  • なぜ、その活動を誇りに思うのか?
  • 一番苦労したことは何か?
  • 次に同様の活動に取り組むときには、
    何を変えるのか?
なぜ、親子の対話の時間が
必要なのか?
発達心理学者のダイアナ・バウムリンドは、親を4つのタイプに分類しています。
厳格タイプ(親が決めて子どもが従う)、迎合タイプ(子どもの気持ちや要求に答える) 、尊重タイプ(厳格と迎合の中間) 、育児放棄タイプの4つのタイプがあると言われています。
親子ダイアローグは、子どもの主体性を育む尊重タイプの親になるために欠かせない習慣です。尊重タイプの親は、子どもの気持ちを尊重し、同時に、ルールの必要性を説明します。そして、対 話を通して子どもが自発的に判断するように導きます。
子どもの考えや、気持ちを聴き取る対話を行うことで、子どもは、親の命令に従うのではなく、自ら考えた上で、ルールに従うことを選択することができます。尊厳タイプの親の元で育つ子どもたちは、主体性・自己肯定感・自己効力感を育み、規範意識を持つ大人に育ちます。

BOOK

書籍

「対話」や「リフレクション」についての
理解を深めるおすすめ書籍
リフレクション
自分とチームの成長を加速させる内省の技術
(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
世界一子どもが幸せな国オランダでは、4歳児が学校(オランダでは年中から8年間小学校に通う)で先生と一緒にリフレクションを行っています。OECDは、VUCA時代の学びにおいて、リフレクションが要となると述べています。前例のない時代には、見通しを立てて、行動し、振り返りを通して、次の見通しを立てる仮説検証の習慣が欠かせません。子どもたちのリフレクションを支援するためには、大人のわたしたちがリフレクションのスキルを磨く必要があると考え、出版したのが、『リフレクション 自己とチームの成長を加速させる内省の技術』です。
ダイアローグ
価値を生み出す組織に変わる対話の技術
(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
学校教育では、探究学習が本格化し、主体的・対話的で深い学びの実践が始まりました。探究学習の過程では、多様なものの見方に学び、自らの考えの前提となる過去の経験や、自分のものの見方をメタ認知することが必要になります。そこで、欠かせないのが、リフレクションと対話を通して学ぶ習慣です。子どもたちのリフレクションと対話を支援するためには、大人のわたしたちがリフレクションと対話のスキルを磨く必要があると考え、出版したのが、『ダイアローグ 価値を生み出す組織に変わる対話の技術』です。
2冊の本を合わせると、主体的・対話的で深い学びとはなにかを理解していただくことができます。また、この2冊の中で紹介されている「認知の4点セット」を活用することで、お互いの気持ちや大切にしていることをより深く理解することができます。
親子ダイアローグ
実践ワークショップ
子どもの主体性、自己肯定感、自己効力感を育む尊重タイプの親に必要なリフレクションと対話の実践方法を学ぶワークショップを行っています。

所要時間

90分/回

最低催行人数

6名

テーマ 狙い
第1回 なりたい親をイメージしよう!
発達心理学者のダイアナ・バウムリンドの提唱する親の4つのタイプ分類を学び、なりたい親の姿を具体的にイメージする
第2回 子どもとの対話を楽しもう!
認知の4点セットの実践方法を学び、絵本の読み聞かせ、映画鑑賞、旅行などの体験の後で、子どもと楽しく対話する実践方法を学ぶ
第3回 子どもはリフレクションの達人!
子どもが経験を振り返る支援を上手に行える実践方法を学ぶ
ご興味のある方は、お問い合せください
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VOICE

実践者の声

親子ダイアローグでお子さんの
新たな面を発見しませんか?

「読み聞かせ」と「対話」の素晴らしさは、わが子が小学生の頃、読み聞かせボランティアの代表として絵本の楽しさを伝えてきた経験と、キャリアコンサルタントとして、授業に入り、子どもと1対1の対話を重ねてきた経験からも実感しています。

熊平先生のリフレクションと絵本をかけ合わせると、親子の対話がもっと増え、お子さんは自分の思いを言語化できるようになります。親御さんたちも、「絵本を読まなきゃ」と義務感に駆られるのではなく、気軽に楽しみたいですよね。ちょっとした問いを投げかけると、お子さんは驚くほど自分の思いを話してくれます。

ー感情が動いた時が価値観を知るチャンスー
親子ダイアローグでお子さんの新たな面を発見しませんか。

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今泉 恵美子
人材育成コンサルタント
国家資格キャリアコンサルタント
WWFA認定コーチ
MFCA認定プロフェッショナルコーチ

親子ダイアローグで見えてきた
子どもたちの新しい一面

Aさん
子どもに、「誇りに思う経験」を尋ねたのは始めてでした。スノーボードを頑張っているのは知っていましたが、上手に滑れるために、いろいろな工夫をしていることを知り、驚きました。

Bさん
舌切雀の絵本を読んで対話をしました。「おばあちゃんが理由を聞かずに、雀の舌を切ったことが良くないと思った」、「どうしてそう思ったの」、「お母さんが、妹と喧嘩をしたときに、理由を聞かずに私を怒ったのは良くないと思ったから」「そうだったんだ〜」と、子どもの大事な本音を聴くことができました。これからも、子どもとの対話を続けていきたいです。

Cさん
親子ダイアローグを通して、子どもが、想像以上にいろいろなことを考えていることを知ることができました。改めて、普段、子どもが意見を述べる機会を与えていないことに気づきました。もっと対話します。

Dさん
意見だけではなく、その背景にある経験、感情、価値観を聴き取ることで、子どもの考えをよく理解することができました。普段から、家でも、認知の4点セットを活用します。

Eさん
対話を通して、子どもにも、しっかりとした考えがあることがわかり、驚きました。これからは、もっと、子どもにも考えを尋ねてみたいと思います。

Fさん
お友達と一緒に、同じ絵本について対話を行いました。同じ絵本を読んでも、みんなが考えることが違っていて、とても楽しい時間でした。我が子の考えを聴けたこともよかったですが、他のおともだちの意見を聴くことができて、こどもたちの豊かな発想に驚きを覚えました。

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保護者のみなさん

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